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【BLAZBLUE】碧の魔道書組いろいろまとめ

この記事ではBLAZBLUEのハザマ、テルミ、カズマの「碧の魔道書」らへん及びCFなどのネタバレを含みますので大丈夫という人のみ閲覧をお願いします。

 

 

▼カズマとハザマ
 
ユウキ=テルミには歴代器として「カズマ=クヴァル」と「ハザマ」が現在、公式では名前・容姿・性格etcが確認されている。
ただ、小説「フェイズシフト1」ではこの2人以前にも恐らく器が存在していたと思われる描写がある。
 
歴代器順は
1、フェイズシフト1で描写のあった人物
2、暗黒大戦時代…カズマ=クヴァル
3、ゲーム本編前後…ハザマ
 
 
1、カズマ=クヴァル
・初出:小説「フェイズシフト1」
 

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カズマ=クヴァル

 

 

 
カズマは暗黒大戦時代、詳しく言えば黒き獣が現れ、六英雄であるナインやトリニティがまだイシャナの学生だった頃の存在。
学年はナインとトリニティと同じ。
ここらへんは既に「フェイズシフト」で詳しく知ることができる。
 
★ナイン…六英雄の一人。ナイン=ザ=ファントムという名前でCF、TAGではキャラ名になっているが本名はコノエ=マーキュリー。ナイン、というのはイシャナにある『十聖』の9番目から。
 
★トリニティ…六英雄の一人。フルネームはトリニティ=グラスフィール。ナインの親友でカズマが唯一、友人と呼べる存在であった。CT~CPまではプラチナの所持する「アークエネミー雷轟・無兆鈴」のコアへ、CFではノエルの「アークエネミー魔銃・ベルヴェルク」→ジンの「アークエネミー氷剣・ユキアネサ」へと憑依を移している。
 
 
器としてカズマが稼動(稼動と言っていいかは微妙である)したのは黒き獣が出現してから。
「7年前の記憶を忘れている」とあったがこれは「カズマ=クヴァルが器として作られたのが7年前」ということ。
「記憶を忘れている」ではなく「7年前以前の記憶が存在しない」のだ。
 
何故、カズマを作ったレリウスはイシャナへ送り込んだのか。
単純にイシャナが当時は世界で最も安全な場所で、かつ魔素の影響の薄い場所あったから。
※カズマの体は魔素で作られている為、魔素への影響が少ないイシャナはぴったりである。
 また、傷がすぐに修復するのはそのようにレリウスが作ったからである。
 
★イシャナ…暗黒大戦時代に存在した大西洋に浮かぶ島。魔法や錬金術を学ぶための教育機関「魔道学校」がある。
 
その後は精神体であるテルミ(小説内ではイシャナの学生服の上に現在のオレンジ色のコートを着て、フードをかぶっている)と接触。蒼を探すよう言われ、記憶を取り戻す為に動く。
 
最終的には自分がテルミの器であることを思い出し、融合に成功。
しかし、融合後の戦闘にて破れ、アルカード城に封印されてしまう。
ここまでがフェイズ1の内容である。
 
カズマという器は暗黒大戦が終わった後、窯にテルミと共に落ちたことで消滅している。
 
★暗黒大戦…黒き獣によって世界に危機が訪れていた頃。ナインや獣兵衛、人類が黒き獣を倒すまでの頃でもある。
 
 
2、ハザマ
・初出:カラミティートリガー(プレイヤブル参戦はコンテュアムシフトから)
 

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ハザマ

 

ハザマが存在していた時代はわりとあやふやで、マコトが士官学校を卒業する時の配属部署に諜報部を選んだ際に「ハザマという上司がいる」ことを言っていたことから少なくとも、ここらへんでは存在していたと思われる。


また、これも小説だがジンが統制機構に入った頃を描いた「氷刃の英雄~スパイラルシフト~」にもハザマが登場している。
ここで「ホノカ」という少年兵が出てくる上になんだかハザマと関係性があるような描写がある。


器の容姿としてカズマもハザマも「緑髪」「糸目(開くと金色)」という共通点がある。
上記の「ホノカ」は小説内で挿絵もなく、容姿に対する描写もない為、器であるかどうかは不明。
(そもそもホノカとは本当にジンの付き人の為だけにいたのか、小説ラストを考えると違うとは思う)

 


容姿への追求がない限り、「ハザマ=ホノカ」という同一人物の連想が微妙になってくる。
ただ、ジンがテンジョウを倒した時に現れた人物への容姿は「ハザマ」を連想させ、かつその人物が「誰だ」と聞かれて「ホノカ」と答えている。


これだけで考えれば「ハザマとホノカは同一人物」となる。
しかし、何度も言うようだが「ホノカ」という存在の不明点があまりにも多く、本当に同一人物だと断定していいかは微妙なラインである。

 


1)小説「ブラッドエッジエクスペリエンス」内の「ハザマ」


元々、XBLAZE同様にブレイブルー本編と無関係とも言えない作品であるが故に下巻の最後の最後で「ハザマ」という名前が出てきた時には原作ファンは衝撃的だったかもしれない。


容姿は「黒いスーツ、黒い帽子で細身の背の高い少年」
年齢はナオトと同じくらいということも含め、本編よりも若いだろう。


ナオトがCFに参戦した際にはエクスペリエンスにも出てきたレリウスやヴァルケンハインとは見知った雰囲気を小説同様にしていた。
これはハザマに対してもそうだった。


小説自体では「ハザマ」はレリウスとヴァルケンハインとのみ会話している。
ナオトとは会話というより接触自体していない。


ただ、ナオトのCFアーケードモードでは「ハザマ」のことを知っており、小説終了後になんらかの形で接触していると予想される。
勿論、本編上のハザマはナオトのことは知らない。
が、ハザマ本人はナオトを知らないが『何時か自分が何かをしたのかもしれない』という感じの台詞を言っている。


ハザマも以外と謎が多いのでここは不明な部分である。

 


2)アマネのアストラルヒートを受けたハザマ


アマネのアストラルヒートはネタ要素が多いので信憑性はないが、ハザマはイシャナの制服をきた少年になる。これがカズマそのものなのだ。
まぁ、カズマとハザマが別人物であることはほぼ確定なので、単純に「前の器」としてのネタだと思われる。

 

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アマネのAHを受けたハザマ

 

 

3)CFでのハザマの一人称が複数あること


ハザマの一人称は「私(わたくし)」でテルミ本人やテルミ時では「俺」になる。
テルミとハザマの融合はCT~CSまでであり、CPラストではトリニティにより分離させられている。
CFでもほぼ完全に分離しており、口調もハザマのまま。


ストーリーやアーケードで一人称が「僕」になったのは「カズマの記憶を取り込んだ」ことから。
同一人物ではないものの、記憶を取り込んだことでそういった揺れが出てきているのだと思う。

 


4)碧の魔道書(ブレイブルー)と器


蒼の魔道書はラグナの右腕だが碧の魔道書はハザマ自身である。
どちらもテルミが作成した魔道書。
ただし、どちらも本物であり、そうではない。


「蒼の模造品」でありブレイブルーとは「蒼炎の魔道書(ブレイブルー)」が本物であるらしい。
テルミはこれを手に入れることが目的である。


器は魔素でできているので魔素を中和する力を持つセリカの前では気分が悪くなる。
これは同じ器のカズマも同様である。

 


★レリウス…フルネームはレリウス=クローバー。カズマやハザマを作った人物。CTの頃からNPCとして登場。プレイヤブルキャラとしてはCSEXから。


セリカ…フルネームはセリカ=A=マーキュリー。ナインの妹。ゲームではCPにて登場し、CPEXにてプレイヤブルキャラとして参戦。

 

 

3、ユウキ=テルミ
・初出:カラミティトリガー(テルミ本体としてのプレイヤブル参戦はクロノファンタズマから)
 

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ユウキ=テルミ

 

ブレイブルー本編で物語全体を通しての黒幕。
肉体を持たず、カズマやハザマといった器がなければ実体化ができない。


暗黒大戦時代よりもずっとはるか昔から存在し続ける神の一角・「スサノオユニット」である。


スサノオユニットは本編開始時はハクメンが所持。CFにて再び、テルミが所持し、スサノオ(声優が変わり、スサノオとしては三宅健太氏である)としてゲームプレイヤブルキャラとして参戦している。

 


ユウキ=テルミとしての登場はシリーズ初代であるカラミティトリガー(以下、CT)から登場している。
ラグナ達、兄妹を含め、ほとんどのキャラクターから憎悪を向けられる存在。
(大体、テルミのせいと言っても過言ではない)


ラグナの右腕にある「蒼の魔道書」及びハザマの肉体でもある「碧の魔道書」の製作者。
※ハザマの体自体はレリウス作である。


暗黒大戦時代に黒き獣を倒した「六英雄」の一人でもある。

 


テルミ自身の「願望」はスサノオユニット自分を縛り付けていたアマテラスからの解放、何より「自分は自分だけのもの」という自由を得ること。

 


1)精神体について


テルミはスサノオユニットから突如として生まれた自我。
そして普段は黒い体に緑色の線が入った精神体である。
※レリウスのAHでは椅子に腰掛け、両手を縛られており、後ろの鏡に精神体の姿が映っている。

 

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レリウスのAHを受けたテルミ

 

なお、自己観測によりCPやCFでは実体化に近い形で存在している。
(実体化と言っていいかは微妙であるが…)
 
精神体であることから普通に殺しただけでは意味がない。
ただし、「刻殺しの刀(ヒヒイロカネ)」と呼ばれる獣兵衛の一族に伝わる刀を使えば、精神体を殺すことが可能となる。
加えて精神体を観ることが必要らしい。
 
 
★精神体を観る…フェイズシフト1にてトモノリは一度、テルミの精神体を観ている。トモノリは死んでしまったが、彼の眼は兄である獣兵衛に移植されている(獣兵衛の眼帯の下がトモノリの眼)
 
★トモノリ…獣兵衛の弟。カズマを見張っていたが、カズマがテルミと融合した後に殺されている。
 
CFではナインが「ユウキ=テルミ」である以上、殺すことはできないと語っている。
森Pによれば「ユウキ=テルミ」も本名ではないという…
 
 
2)ちょっとした小ネタ
 
精神体であるテルミは普通の武器、方法では殺すことができない。しかし、上記の「刻殺しの刀」を使うことで精神体を殺すことができる。
 
暗黒大戦時代、トモノリが刻殺しの刀を使った時、腰らへんに三本の爪跡がテルミの精神体には残っている。
この爪跡は刻殺しの刀によるもので、修復することができず、当時の器であるカズマにも残っている。
 
 
3)精神体と器
 
器に精神体を定着させるには「境界に触れることが前提」である。
カズマはイシャナにあった人口窯に辿り着き、境界に触れることで自身がどういった存在かを思い出し、テルミとの融合を果たす。
 
★窯…窯は境界に繋がる穴で別名を「シェオルの門」とも呼ばれている。
シェオル(Sheol)はヘブライ語の音訳で「黄泉」という意味。直訳すれば黄泉の門。
境界を通じて別の時代に飛ぶこともできる。
 
ハザマはカグツチの窯で蒼の継承者となったノエルの眼を通し、テルミと融合した。
ただ、CPでトリニティ(プラチナに憑依した状態)によって再び器と精神体が分離してしまった。
 
 
この時、ハザマの体の胸には穴が空いている。
本来なら傷がすぐに修復する体質なのにも関わらず、穴が残ったままなのは無兆鈴によるものだと思われる。
 

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無兆鈴の傷

 

☆個人的な推測というかいろいろ
CF公式設定資料集でキャラの戦闘中のモーションや一人ひとりで違うAHなどの絵がまとめられている。
 
その中で電撃やられの絵があり、他のキャラは骨が見えているが、テルミとハザマは電撃やられ時は骨が見えない。
 
単純にテルミは精神体、ハザマは魔素でできた体なので骨が存在しないのだろう。
上記の画像でも穴の向こうは空洞のようだ。
 
ただ、ハザマもカズマも茹で卵が好きということもあり、そういった人としての基本的な機能はあるようだ。
 
 
 
4、小説「フェイズシフトシリーズ」
 
公式小説シリーズの一つ。
時系列としては黒き獣が世界に現れた頃から撃破までの「暗黒大戦」時代。
フェイズ0~4までの全5巻。
 
フェイズ0は原作CPの部分に当たり、ゲームでは語られない部分が補完されている。
ゲーム本編では暗黒大戦の話は出ていたが、細かい部分はなく、この小説でようやく語られることとなった。
 
フェイズ1ではカズマがテルミと出会い、融合、アルカード城へ封印されるまでを描いている。
※カズマはここで初出となる。
 
2巻以降では本格的に黒き獣との戦いが始まる。
本編では出てこない、出てきても名前のみのキャラが掘り下げられていたりする。
中でもナイン以外の十聖、ツバキの母親、獣兵衛の弟、カカ族など。
電子書籍版もあるのでぜひ。
 
1)黒き獣
 
人類が生み出した大量殺戮兵器。
フェイズシフトシリーズではレリウス、シュウイチロウ=アヤツキによって召喚される。
それ以前では「封印兵装・十六夜」の開発合間に人類が生み出したとされている。
 
★シュウイチロウ=アヤツキ…ナインとセリカの父親。優秀な科学者であると同時にレリウスの助手を務め、黒き獣を召喚する。
 
「肉体」と「心臓」で成り立っており、また「蒼の魔道書」と「強い魂」によって融合、生まれるらしい。
小説内に出てくる暗黒大戦時代の黒き獣は「ラグナとニューが窯に落ち、融合した結果」である。
 
ラグナは肉体、ニューが心臓であり、この2人はライフリンクで繋がっている。
またハザマが肉体、ノエルが心臓としてライフリンクが繋がっているらしい。
※ハザマが「碧の魔道書」でノエルが素体であることからと推測しています。
 
 
3)暗黒大戦の結末
 
暗黒大戦は最終的に事象兵器(アークエネミー)を用いた六英雄と人類によって黒き獣を打ち倒すことに成功。
 
しかし、テルミによってナインとトリニティが殺害される。
その後に窯へ訪れたハクメンと獣兵衛によって、テルミも境界へ落ちるが、ハクメンも共に境界へ落ちている。
→これはハクメンがテルミを境界へ落とすという作戦だったが、そのためにはハクメン自身も落ちる必要があったのだ。
 
獣兵衛はハクメンを犠牲にしなければならないことに葛藤するも、ナインとの間に生まれた娘・ココノエを思い、決断した。
 
★ココノエ…獣兵衛とナインの間に生まれた猫の獣人。CTの頃からNPCとして登場していた。CPで有料DLCとしてプレイヤブルキャラの参戦を果たす。
 
 
その後はセリカが教会のシスターとして研究所から獣兵衛が助け出したラグナ、ジン、サヤを引き取る。
が、テルミが教会を襲撃、ラグナは右腕を奪われ、ジンとサヤと生き別れることに。
 
ジンはキサラギ家へ養子、サヤはテルミとレリウスの元で帝の器となる。
ラグナは獣兵衛との修行を続け、ゲーム本編へと次第に続いていく。

 

最終更新:2019/05/27