アンサング・デュエットを布教する為の記事を書こう!
どうも壱村です。
今回は富士見書房さんから出ている瀧里フユさん/どらこにあん著のTRPGシステム「アンサング・デュエット」を紹介もとい布教しようと思います。
1、アンサング・デュエットとは?
アンサング・デュエット(以下、アンデュ)は最初に書いた通り瀧里フユさんとどらこにあんさんが著、出版が富士見書房のTRPGシステムです。
初版が2020年10月20日と新しいシステム。
このシステムをざっくりと説明すると「ふたりきりで異界から帰還する二人用脱出TRPG」となっています。
PLが2人から始められる少人数向けかつシステム自体も複雑ではないのが売りの一つ。
そして最大の売りは簡単に自分のPCと他人のPCでエモくなれる!という点。
どういうことかと言うとアンデュは2人のRPのみとGMの語りによって紡がれる物語なのです。
PL2人のRPが最大のエモさのポイント!2人で掛け合いをしながら互いのRPを褒め合えるのもエモさのポイントとなります。
次にシステムの簡単な紹介。
まずキャラクターシートですが非常にわかりやすく決める箇所が少ないんです。
クトルゥフのように技能を複数取るなんてことはしません!
決めるのは大まかに
・名前
・性別
・年齢
・所属(高校や職業)
・簡単な設定
これに加えて「フラグメントボックス」と呼ばれるPCの設定をより細かくしたものを6個です。
他にはPCの口調や口癖を現すトークデータを決めればPCは完成!
後はシナリオと一緒に遊んでくれる人が集まればアンデュは完成します。
どうでしょう?PCはこんなにも簡単に作れちゃいます。
次にシステムの本幹を紹介します。
2、システムの本幹
次にシステムの本幹です。実際に遊んでみた感想も含めて説明していきます。
まず、TRPGの醍醐味であるダイスを振る行為ですが、PCに特技などはなくあるのはフラグメントやキャラの設定だけです。これらは実際の判定にはほとんど関係ありません。
ダイスを振るのは物語中、GMが設定した場所のみで他のところでPCが任意に宣言して振るというのはありません。
なのである程度、自由度は落ちますがその分、難しいことをしなくて済みます。
指定されたところでダイスを振り、その成否で物語が分岐していきます。
その分岐がこのシステムで盛り上がり、エモさを感じる部分です。
次にシステム上、大事な用語「バインダー」と「シフター」です。
まずバインダーとは一般的な人。何の力も持たない普通の人です。幽霊など不思議なものを見ることも感じることもできません。
逆にシフターは幽霊など不思議なものを見ること、感じることができ、時にその目は異界と呼ばれる不可思議な世界を見ることができます。
このバインダーとシフターの2人一組になってセッションは行いますがバインダーとGMの2人で行うことも可能です。
ただ、エモさを感じるにはバインダーとシフターの2人一組になってRPをするのをとてもオススメします。
セッションの大まかな目的は異界と呼ばれる現実とは違う世界へ見ることができ、かつ異界に引き込まれてしまったシフターをバインダーが助けるというものになります。
シフターは異界に引き込まれる、見えてしまう行為に基本的に抗うことはできません。
嫌がおうにも見えてしまうし、時には傍にいるバインダーさえも巻き込むことになります。
異界はシフターにしか見ることも感じることもできません。バインダーの目的は現実の世界へシフターを引き戻すことです。
シフターは一人では現実の世界に戻ることはできず、バインダーの「現実に一緒に戻る」という意思のみで戻ることが初めてできます。
つまり異界から戻るにはバインダーとシフターの絆の力という何も特別な力を使わない当たり前にある信じあう力のみが必須になります。
ここがエモさのポイントです。
何の力も持たないバインダーと不思議なものを見れるシフター、2人がいて初めてアンデュの世界は成り立ちます。
これがシステムの本幹です。
3、まとめ
ざっくりとシステムの紹介などをしてみましたが、どうだったでしょうか。
文章を書く能力が低いのでうまく伝えられているか不安ですが如何にこのシステムがエモいかは伝えられたと思います。
実際にやってみればきっとエモさがわかると思います。
そんなアンサング・デュエットのルールブックは書籍版、電子版と好評発売中です!
気になった方はぜひ遊んでみてください!
最後に私が作ったアンサング・デュエットのシナリオもあるのでそちらもぜひぜひ。
それでは素敵なTRPGライフを送れるように願っています。
読んでくださりありがとうございました。