令和に始めるTRPG布教の巻
どうも、私です。
今回はTRPGについて簡単にざっくりと、なるべくわかりやすく説明したいと思います。
これを読めば多分「TRPGってこうなんだ!」ってのがわかります。
それではやっていきましょう。
1、TRPGってどんなの?
まず、TRPGとはテーブルトークアールピージーの略です。
一つの机で複数人が集まり、ゲームをするアナログゲームです。
トランプやボードゲームみたいなものだと考えてもらうといいかもしれません。
トランプやボードゲームのように
・遊ぶためにルールブックが必要
・様々なゲームシステムがある
・人とやる必要がある
という大まかな要素があります。
トランプにもばば抜き、ポーカー、七並べなどいろんなルールで遊びます。
TRPGにもゲームシステムがあり、それを遊ぶためのルールブック、つまりは説明書があります。
もっと簡単に言えば、テレビゲームの説明書がTRPGのルールブック(以下、ルルブ)にあたります。
TRPGのルルブはシステムや発売元によって値段が変わりますが有名な「クトゥルフ神話TRPG」の基本ルールブックは6,000円ほど。
テレビゲーム一本分です。しかし、この一冊があればクトゥルフ神話TRPG(以下、CoC)の様々なシナリオに対応できる優れもの。
つまり、通常のテレビゲームと同じでルルブは説明書兼一つのゲームソフトなのです!
話が少し逸れてしまいましたが、TRPGとは「RPG」…ロールプレイングゲームです。
FFやドラクエといったは一人でゲームを進めます。
しかし、TRPGは冒頭にも書きましたが「複数人」で遊ぶことが前提になります。
まず、ゲームを進める進行役「GM、KP」
次にゲーム内の登場人物となる「PC」とそのPCを使う「PL」で構成されます。
PCとPLの区別が少しわかりづらいかもしれませんのでもっと詳しく言うと
・PL(プレイヤー)
→参加者本人を指します。
・PC(プレイヤーキャラクター)
→参加者がTRPGで使う本人の分身。
になります。
このPLとPCはイコールではなく、あくまで「PLが操作するPC」です。
★GM…ゲームマスター/KP…キーパー
ここの表記はシステムや進行する卓によって違いがありますが意味合いは一緒です。
GMとPLが一つの机で話をしながら用意されたシナリオのクリアするのが最終的な目的です。
クリア条件はシナリオごとに設定されてあります。
またTRPGを行うことを「セッション」と言います。
セッションの流れとしては
・シナリオクリアの目的をGMが提示する
・クリア条件を満たすためにPCを育てる、事件解決のための情報を集めるなど
・準備ができたらラスボスや事件の真相を暴く
・全てが終わったらエピローグ
となります。
2、TRPGのシステムってなに?
次はTRPGのシステムについてです。
システムはテレビゲームでいうアクション、格闘ゲーム、パズルゲームなどのジャンルだと思ってくれるとわかりやすいかもしれません。
テレビゲームの中の格闘ゲームのように「TRPGの中のCoC」みたいな感じです。
有名なのはクトゥルフ神話TRPG通称クトゥルフ、CoC(Call of Cthulhu/こーる おぶ くとぅるふ)です。
恐らくTRPGの中では「汝は人狼なりや?」や「パラノイア」と並んで「TRPGならまずはこれ!」と言われているかもしれません。
CoCの元の話は長くなるので割愛しますが他にも「マギカロギア」「キルデスビジネス」「シノビガミ」「ピーカーブー」「ダブルクロス」「ソードワールド」「永い後日談のネクロニカ」などと数を上げればキリがないくらい沢山、あります。
それぞれに基本となるルルブと追加のルールを記載したサプリメントブックがあります。
最近ではシステムの基本的なルールを収録したルルブに加え、サプリメントブックの内容も一緒に収録した「大判基本ルルブ」が出ているものもあります。
大判の基本ルルブは基本と追加ルールを収録しているのでそこそこのお値段にはなりますが、その分、今まで複数冊のルルブを一々、開く手間がはぶける他、大抵がルールの細かい修正もされていることがあります。
そこも考えると初期費用、という形で買うのもありです。
ただし、無理に買う必要はありません。
マギカロギア(マギロギ)では現在1~4巻の文庫より少し大きめのリプレイ収録のルルブが出ています。
★リプレイ…セッションを文章化したもの。
加えて、初心者向けのスタートブックルルブ、リプレイのみを収録したリプレイブック、そして現在出ている全てのルルブの「ルール」「世界観」「用語」などをまとめた基本ルルブがあります。
更にマギロギのシナリオと追加ルールを加えたシナリオ集「黄昏選書」が発売されています。
このようにシステムごとに様々なルルブ、サプリメントブックがありますのでまずは、公式サイトで調べてみるといいかもしれません。
3、TRPGで必要なものって?
TRPGについての大まかな説明の次はセッションをするために必要なものについてです。
・ルールブック
・サイコロ
・キャラクターシート
・筆記用具
・お菓子や飲み物
・一緒に遊ぶ人(重要)
あると便利な物
・電卓(あると便利)
・ダイストレイ
・小さいコマ
です。
オフラインでは上記のものが大まかに必要になります。
あとはセッションをする場所です。オフの場合は長時間いられるかつ多少の声を出してもいい場所です。
最近ではTRPGをするための喫茶店があったり、公民館の会議室を借りたりと様々。
★喫茶店や公民館などの会議室…ここを借りてやる場合のほとんどが利用料金が発生します。事前に調べておきましょう。
次にサイコロ(ダイスとも言います)です。これもルルブと同じくシステムによって使う種類、個数が異なります。
主に「4面」「6面」「8面」「10面」「12面」「20面」がそれぞれ複数個ほどあれば問題ありません。
TRPGは進行中のPCの行動をサイコロで成功か失敗か、調べられたかそうでないかを判定します。
判定の結果次第でシナリオが動きます。
使うサイコロの種類や数がわからない時はルルブを読んだり、GMに事前に訊いておきましょう。
★サイコロ/ダイス…よく目にする6面ダイスからまるでゴルフボールのような100面ダイスまで種類は様々。ちなみ100面ダイスは見た目がゴルフボールなので手動で止めるか、障害物に当たって止まらないと出目がわからない。止まるんじゃねぇぞ…
次は電卓。
なくても大丈夫ですが戦闘がある場合はダメージ管理などに使います。
それに伴って、PCの状況を管理を視覚化するノートや筆記用具、またPCのデータを書き込んだキャラクターシートは必須です。
お菓子や飲み物は通常2~3時間から長くて5時間かかるセッション中のお供として必須です。
なにより喋るので喉を大事に!という点です。
オフラインでは直接ルルブやサイコロを触りますのでお菓子はなるべく手がベタつかない、脂っこくないもの、個包装になった物が良いでしょう。
オススメはベタつかずかつ糖分補給にぴったりな「ガルボ」や「グミ」です!
一緒に遊ぶ人は言わずもがななので省略します。
★ガルボ…明○製菓から発売されているチョコ菓子。通常のチョコレートより手に取った時、ベタつかず溶けにくいのが特徴。
ざくざくとした食感がやめられない、とまらない。
ダイストレイはサイコロを転がした時に机から落ちないようにするためや、使うサイコロを置いておくのに便利です。
コマはマップ上でPCがどこにいるのかや戦闘を誰がやっているかなどに使います。
★ダイストレイ…某通販サイト密林様でも売っている。オススメは布製の折りたためて、サイコロも一緒に収納できるタイプ。
1つでもあるとすごく重宝します。
4、オンラインセッション
オフラインセッション(オフセ)では実際に人と会って行うのでやりづらいなと思うかもしれませんが、そんな人の為にオンライン…つまりはインターネット上でもTRPGはできます!
インターネット上でセッションをする時に一番使われているのは「どどんとふ」でしたが、このどどんとふ、実はAdobeFlashで起動していた為、現在は使えません。
代わりに現在は「ココフォリア」「ユナドリウム」「TRPGスタジオ」「Tekey」があります。
特にTekeyはどどんとふとほぼ同じ見た目をしているので、もしココフォリアなどが合わないなーという人はこっちを使ってみるといいかもしれません。
上記のココフォリアなどはどどんとふと同じようにインターネット上で遊べるオンラインツールになります。
このツールを使えば判定に必要なサイコロもいらないのでルルブと体とお菓子と飲み物と遊んでくれる人、楽しむ心があればすぐにTRPGができます!
大きな特徴としてはどどんとふと同じようにプログラムの中に「テキストチャット機能」「システムで使う判定表がコマンドとして組み込まれている」「PCの立ち絵を配置できる」「マップや背景を設定できる」「コマやメモ帳が共有できる」などがあります。
「テキストチャット」は文字で会話をすること。どどんとふにはこの機能があり、テキストチャットを使って、進行していきます。
「判定表のコマンド」は格闘ゲームの必殺技のコマンドだと思ってくれるとわかりやすいです。
たとえばチャット欄に昇竜拳のコマンドを入れると敵に攻撃が当たったかの成否を自動でサイコロを振って決めてくれる感じです。
成功すれば攻撃が通ったことになり、失敗すれば相手にガードされた、と考えるといいかもしれません。
プログラムの中に様々な種類のサイコロが用意されているのでチャット欄に「1D6」と入れると「6面サイコロを1個」振ってくれます。
★1D6…1はサイコロの数、6はサイコロの面を表しています。なので2D6は6面サイコロを2個振る、という意味になります。
2D6の期待値が7?3だろ何言ってるんですか?
PCの立ち絵は画面上に立ち絵を設定し、通常や笑顔、残念顔など差分を複数枚入れて、シーンに合った表情を表示させることができます。
マップと背景は主にGMが使います。シナリオの舞台が路地裏だったら路地裏の写真、洞窟だったら洞窟の写真など雰囲気を出す、戦闘の管理にもマップを使ったりします。
コマはPCがマップ上のどこにいるかを把握するのに便利です。また、コマ自体にPCの設定や体力を書き込む欄があるので便利です。
メモ帳はGM、PLでほぼ共有となり、シナリオの概要や進行状態をメモしておくのに使うといいでしょう。
その他にも様々な機能がありますが今回は省略します。